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資料詳細

特殊羊歯類及び蘚類の自生地
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資料名:特殊羊歯類及び蘚類の自生地
とくしゅしだるいおよびせんるいのじせいち

分類:文化財-県指定文化財
地域:東桜島町
所管:個人
キーワード:記念物 東桜島町湯之集落 風穴 サクラジマイノデ 県指定文化財 天然記念物 植物 ヌマゴケ オカムラヒシャクゴケ マキヒレシダ

解説:
 自生地は,標高約220mのところの文明溶岩の地帯で,1a(アール)ぐらいの面積である。
 その場所は,溶岩のすき間から夏はつめたい風,冬はあたたかい風が吹き出るため「湯之(ゆの)の風穴(ふうけつ)」ともよばれている。
 湿度が高いので,羊歯や蘚苔類の成育が盛んで,北限と南限の植物が同じ場所の狭い範囲に分布している。
 その主なものをあげると,この土地特有の羊歯植物「サクラジマイノデ」,台湾,中国から世界の熱帯地方に分布する「オオヤグルマシダ」「ヘビゴケ」,本州中部以北の高山や屋久島の高地に見られる「ヌマゴケ」など種子植物約20種,羊歯植物約12種,蘚(せん)類約14種,苔(こけ)類約12種が自生している。
 昭和35年(1960),鹿児島県の天然記念物(植物)に指定された。