メニューへジャンプ本文へジャンプ
.

資料詳細

最初 前 次 最後
武将像(伝島津忠久画像一幅)
拡大
前の画像   次の画像
1 / 1 ) 

資料名:武将像(伝島津忠久画像一幅)
ブショウゾウ(デンシマヅタダヒサガゾウイップク)

分類:文化財-県指定文化財-有形文化財(絵画)
制作年:鎌倉
地域:吉野町
所管:尚古集成館
キーワード:有形文化財 尚古集成館 県指定文化財 絵画 島津忠久 高山寺

解説:
この武将像は、島津氏の始祖である島津忠久の肖像画として、京都栂尾の高山寺に伝えられていたものである。この肖像画は、風俗画的構図を取っている点に特色があり、鎌倉時代~南北朝時代の肖像画としては、鹿児島県で確認される唯一のものであり、本県の絵画史上意義深く、歴史資料としての価値も高い。図は、絹本着色で、縦87.4Cm、幅26.8Cmの大きさで、鎌倉時代の作である。図は、烏帽子水干姿の座像でかたわらに弓がおかれている。像の上には旭日を描き、左下には「遺愚影守護北關」の七字が墨書されている。作者については詳しくわかっていない。右上には「高山寺」の印がある。松方正義による「忠久公畫像記」には、「元治元(1864)年、島津久光が京都に上がったとき、近衛忠煕」の邸でこの画像を見る機会を得て、画工にこれを模写させた。その後、島津忠義はその原本を得ようとして、松方正義に高山寺と交渉をさせ、また官の了承も得て、ようやく島津家にもたらされることとなった。」とある