資料名:裸婦
ラフ
作者:藤島武二
フジシマタケジ
1867~1943 (慶応3年~昭和18年)
分類:美術品-水彩・素描
制作年:1942 20世紀中期 昭和
所管:鹿児島市立美術館
キーワード:文化勲章 帝展 白馬会 人物 裸婦 女性
作品名(総称):裸婦
材質・形状・技法:パステル・紙
形状(縦・高さ):28cm
形状(横):19cm
箱書・サイン等:右下に印
収集年月日:1982/8/24
解説:
藤島は「西洋画では昔からサンプリシテということがやかましく言われているが、これはすなわち複雑なものを簡潔に表すことである。必要にして十分な単純化であったこそ、そこにすべての総合と統一がそなわるのである」と言っている。本作品は、裸婦の上半身を描いたのもである。背景は赤、青、緑の色面で処理されるのみで、説明的な事物は一切描かれていない。裸婦の身体も力強い筆致で描写されている。晩年の小作ではあるが、ここには藤島芸術の精髄が具現化されている。