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資料詳細

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ウシウマの骨格
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資料名:ウシウマの骨格
うしうまのこっかく

分類:文化財-県指定文化財-天然記念物(動物)
制作年:昭和
地域:城山町
所管:鹿児島県立博物館
キーワード:記念物 県立博物館 種子島 島津義弘 田上七之助 県指定文化財 天然記念物 動物

解説:
「ウシウマ」とは、その様相が牛に似ているため古来からその名があるが、種子島に産する馬属の一種で体型は馬そのものである。文禄年間(1592~1595)に豊臣秀吉の文禄の役に従軍した島津義弘が、朝鮮半島から10頭を持ち帰ったのが始まりである。その後、馬の生産に適している種子島に3頭を移送して繁殖させ、一時は50~60頭まで増えていたという。しかし、明治維新後またたく間に絶滅の危機に瀕した。このため、地元種子島の田上七之助氏が最後の1頭となっていた雄1頭を品種交配しながら、原種に近づけていった。さらにその後、戦争中のこともあって管理が行き届かず、昭和21(1946)年には最後の1頭となった第4田上号も死んで、絶滅してしまった。このため、その骨格を昭和38(1963)年に組み立てて保存することとなり、学術上からも貴重な資料となっている。